平均律を聴く


今日(8月13日)は Hauptwache のカタリーナ教会で、
バッハ・コレギウム・ジャパンの鈴木優人さんの
チェンバロコンサートを聴きました。

バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻からの抜粋。

残響の長い空間をチェンバロのキラキラした音が埋めつくして、
金糸銀糸で織られるタペストリーを眺めているようでした。

バッハの平均律といえば、ショパンのエチュードと共に
音大受験の必須課題で、受験生が目を三角にしながら取り組む曲です。

中学時代の恩師が、

ショパンのエチュードが受験課題でなければ、
みんなもっとこの曲の美しさが理解できると思う、

と言っていたけれど、バッハの平均律もその通りだなと、しみじみと感じた夏の夜でした。

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