【プレピアノ】１歳からのレッスンに意味はあるの？

フランクフルトのあしだピアノ教室では、１歳からのプレピアノレッスンとピアノ個人レッスンを行っています。

プレピアノレッスンは、お子さんの年齢ごとに３つのグループに分け、各グループ３組までのミニグループレッスンを行っています（２０２３年６月現在）。

プレピアノの１レッスンは３０分。ピアノに合わせて歌ったり、体を動かしたり、楽器を鳴らしてみたりしながら、少しずつ音楽の素養を育てていく内容になっています。

レッスンと聞くと、親御さんが心配になるのは「うちの子３０分も集中できないし、レッスンに行く意味があるのかしら？」ということではないでしょうか？

大丈夫です、プレピアノはその場にいるだけで十分効果があります。

おうちで歌を歌って聞かせても、お子さんがプイっと横を向いてしまう・・・ということはありませんか？それでもお子さんの耳はちゃんと親御さんの声を聴いているのです。

そもそも、３０分間ずっと何かに集中するのは大人でも難しいことです。

もちろん、お子さんの興味を引くような教案づくり、進行が講師の役目ではあるのですが、レッスン室という普段とは違う場所で、気おくれしたり、見たことのない楽器や小道具に気を取られてしまうお子さんもいます。

２、３歳くらいになってくると、他のお子さんがいるとなんだか気恥ずかしくて、一緒にやらない、というお子さんもいます。

でも、それでよいのです。その反応の一つ一つが、お子さんの感受性の表れだからです。

幼児期の音楽教育を通じて、規律や社会性を身につけさせる、というレッスンがあることも知っていますし、お受験など、何か目的があってそういうレッスンを求めている方もいらっしゃるでしょう。

当教室に関して言えば、音楽とは何よりも自分自身を表現するツールである、という考え方を大切にしています。ですから、レッスンでお子さんに何かを強制することはありません。当教室のプレレッスンは純粋に、お子さんにより多くの音楽的体験を提供することを目的としているからです。

もちろん、もう少し大きくなれば、教室でのマナーや先生への接し方などをレッスンを通じて学ぶこともあるでしょう。しかしそれはあくまでも副次的な効果です。

同じレッスンを受けていても、お子さんの興味がいつ花開くかには個人差があります。レッスンにお子さんが集中していなくても、向いていないんだわと判断するのは時期尚早です。

音楽が嫌いなお子さんはいませんし、親御さんの歌声は、お子さんの音楽的素養を育てるだけでなく、安心感ももたらします。まずは親御さんがレッスンを楽しみながら、ゆっくり成長を見守っていただければと思います。

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