今日はフランクフルトの隣町 Bad Vilbel で、Aun Trio Plus が演奏するピアノ五重奏曲を2曲聴きました。
1曲目はルイーズ・ファランク (1804-1875) の作品。不勉強でこの作曲家のことは今日初めて知りました。ロマン派全盛期を生きたフランスの女性作曲家なのですね。
ドイツで90年代に再興の動きが出てくるまでほぼ忘れ去られていたそうですが、ピアノ協奏曲のような、流麗なピアノが印象的な五重奏曲でした。これが忘れ去られていたとはにわかに信じがたい。
2曲目はシューベルトのピアノ五重奏曲「ます」。シューベルトが友人たちとピアノを囲んでわいわい騒いでいるのが目に浮かぶような、とても温かみのある演奏でした。
かたや忘れ去られた名作、かたや押しも押されぬ名作。
この組み合わせは今後メジャーになりそうな予感。
ピアノと弦楽器の5人が、「アンサンブル」という一つの楽器になっている一体感がすばらしかったです。
すてきな演奏会をありがとうございました。
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