前回に引き続き、習慣づけの話をしたいところですが、
そもそもなぜピアノを習うのか?
という私自身の問いに対して、すごく腑に落ちる言葉があったので、ちょっと脱線しますがご紹介します。
指の強化トレーニングで有名な先生の自伝によれば、
先生のお母さまは、「ピアノが弾ければ人生の辛さがやわらぐ」という考えから子どもにピアノを習わせたそうです。
私自身、ピアノを始めたのは上の兄弟が弾いていたのを見ていたからで、
ピアノそのものに興味があったというよりも、
負けず嫌いな性格がピアノの練習に駆り立てたのだと思っています。
しかし最近坂本龍一さんのピアノ曲を弾いていて、ふと、
「人生の辛さがやわらぐ」という言葉は本当にその通りだなと思いました
(別に特に最近何かがあったわけではないのですが)。
習った動機はなんであれ、ピアノが弾けて本当によかった。
ピアノを習うきっかけ、習わせる目的、人それぞれで、
ピアノ講師として、生徒さんがどうなることを自分の目標とすべきかよく考えるのですが、
何か人生でつまづいた時、悲しい時、もちろんうれしい時も、
自分に成り代わって歌ってくれる楽器があればどんなに心強いことでしょう。
もちろん、そんな将来のことを小さい生徒さんに理解してもらうのは難しいことです。
でも、毎日顔を合わせることで、ピアノはあなたの味方になっていくんだよ、ということをこれからもレッスンを通して伝えていきたいと思います。
次回は習慣づけの話に戻って、「予告」について書きたいと思います。
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