3月にニューヨークに行った際、アーティフィシャルフラワーの老舗である
M&S Schmalberg の工房を見学させてもらいました。
100年以上前から、マンハッタンのど真ん中で、職人さんたちが一つ一つのお花を手作りしています。
メトロポリタン歌劇場の衣装や、オスカー・デ・ラ・レンタをはじめとするトップデザイナーの作品にも使われているお花たち。
そんなすごい工房とは知らずに押しかけていった私。無知って怖い(強い)ですね。
最初に出迎えてくれた方に「デザイナーさんですか?」と聞かれて冷や汗が流れました。
でも4代目のアダムさんはじめ、工房の皆さんとてもフレンドリーで、代々伝わる花型の数々や、型押し機、花びらを縫い合わせる職人さんの様子など隅々まで見せていただき、在庫のお花も好きなのをどうぞと売ってくれました。
もともとブローチなどの完成品ではなく、素材としてのお花を作る工房なので、在庫のお花にもピンはついていなかったのですが、私がブローチにしたいと言ったら職人さんたちがわざわざ仕事を中断してピンづけしてくれました。
そして一つ一つのお花の裏に「Handmade in New York」のタグをつけてくれました。
このタグに私は完全ノックアウトされてしまい。
ドイツに戻ってから、なんとかこの工房にお仕事を持ち込めないかと考え続け、一時帰国で京都に行った際に、お花にできそうなヴィンテージの着物生地を探してニューヨークへ発送しました。
そしてできあがったのが画像のお花たちです。
1つの反物からバラと椿がそれぞれ15個ずつできたので、合唱団や室内楽などまとまった人数で使っていただけたら、視覚的なハーモニーが生まれるのではと思います。
ご興味のある方は、ぜひこちらからお問い合わせください。
教室の空き状況・お問い合わせはこちら。