私が子どもの頃、ちょうど父の転勤が重なり、中学・高校進学を含めると5年間で5回通う学校が変わることになりました。
あまりの環境の変化の激しさに、両親は私がついていけないのではと心配したようです。
当の本人はむしろ新しい町に行けることにワクワクしていたのですが、ふと自分のルーツとなる場所がないことを寂しく感じたこともあります。
しかし場所は変われどピアノの練習をするというルーティンは変わりなく、その安心感があったからこそ、新しい環境に飛び込んで行けたのかなと。
いわば、ピアノがルーツの役割を果たしてくれたのではないかと思うのです。
転居の度に必ずピアノの先生と、ピアノを弾ける環境を見つけてくれた親には感謝しかありません。
土地にルーツを求めず、持ち運べるルーツを作ることができれば、どこへ行っても怖くないのです。
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