習慣の話、第7弾です。
とある心理学の実験で、お腹を空かせた人たちを3つのグループに分け、
①のグループには、クッキーの皿を置いて、クッキーを食べないようにと指示する
②のグループには、クッキーの皿を置いて、クッキーを食べても良いという
③のグループには、何も出さない
その後、全員に超難解なパズルを解かせるとどうなるか?
①のグループの人たちが最初にギブアップするそうです。
なぜなら、クッキーを食べたい気持ちを抑えたことで脳が疲れてしまったから。
大切なのは、ギブアップしたのはその人たちの気質だとか、性格のせいではなかった点です。
私は物心ついたころからピアノを弾いていましたが、ピアノが好き!というよりも、住んでいたところが田舎すぎて他にすることがなかったという側面も大きいと思います。
現代の子どもたちは、一昔前には存在しなかったような刺激や誘惑に耐えなければならなくて大変ですよね。
ピアノを5分練習する、ということに必要な精神エネルギーは、昔よりも大幅にアップしているのではないでしょうか?
誘惑に耐えることでエネルギーを使い果たしてしまわないような工夫が、良い習慣を維持するためのポイントだということをこの研究は教えてくれます。
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